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作成日 2014.05.02

この記事の分類 外食レポート, 洋食

心地よい錯覚、コントワールにて

洋風手作り料理の店 コントワール2014年5月2日(金)
 コントワールはカウンター10席のみのこじんまりした、町の洋食屋さん。

 入り口近くの壁には、TVドラマの撮影で訪れた俳優達のスナップ写真、本棚にはずらりと雑誌「SCREEN」、2011年で購読をやめたようだ。あちこちにワインの瓶。カウンターの端には熱帯魚の水槽。席に座って目を上げれば、子供の描いたクレヨン画。

 瀟洒な外観に誘われて店内に入ると、微妙に垢抜けない、このミスマッチに、はじめ、おやっと思う。しかも主人は淡々と、当店はフレンチでもイタリアンでもない、何でもありの洋食屋ですという。客から話しかけられない限り、余計な声掛けはすまいと遠慮しているのか、寡黙である。

 先客達がいなくなってから、府中の町の話題から始まって、自転車で等々力渓谷まで行ったとか、ひとしきり、カウンター越しにお喋り。

 こういう場面はテレビドラマによくあるなあと思いながら、自分が主役になったような気分で、注文したスパゲティミートソースを食べていた。そうだ、ドラマの中でもたいてい、カウンターの中の人はなかなかの聞き上手で、探偵に有益なヒントを与えたりするのだ。

「ついのんびり長居してしまいました」と言うと、
「皆さんにそう言われます」
 その矜持やよし。

コントワール
東京都府中市片町1-18-1
TEL 042-334-7353
http://www.geocities.jp/mastertosi/1top1.htm

(関口まり子)