味の素スタジアムのアンティークフェスタで逡巡する | 府中まちコム
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作成日 2014.07.09

この記事の分類 衣料品, 買物レポート

味の素スタジアムのアンティークフェスタで逡巡する

味の素スタジアムのアンティークフェスタ2014年7月9日(水)
 味の素スタジアムは府中市と調布市の境にある。時おりフリーマーケットなどのイベントが開かれるが、本日は骨董市の2日目。

 物を捨てられない老親の話題が近頃テレビなどで取り上げられている。私はすでに「親」の側にいるので、これ以上ガラクタを買い込みたくない。だから骨董市は見るだけだ。

 私のような冷やかし客が多いからか、ウィークデイだからか、それとも、ひどくむし暑い陽気のせいか、フェスタは味スタで開催され始めた頃に比べると、いまいち精彩に欠けているように見えた。

 「出店料と運搬費を考えると、ちょっとねえ」と嘆く業者に同情したわけではないが、古い着物と柿渋染料とハギレを買った。場内でばったり、かつての手芸仲間に再会し、いっしょに歩いているうち、調子に乗ってしまったような気もする。

 いいものができそうと勧められたのだが、彼女ほどの腕もセンスもない私にはちょっと贅沢な買物だったと、帰る道々うじうじ後悔。ま、ゴミにしなければいいのだしと、自分に言い聞かせる。以前からお近づきになりたいと思っていた知人と思いがけなく出会い、楽しいお喋りができたのだから、きょうはこれで良しとしよう。

(関口まり子)