国分寺ぶんぶんうおーく2014

2014年11月23日（日）
　府中市栄町が東八道路の北側で国分寺市と接しているあたりは、湧水で有名なお鷹の道や国分寺遺跡に近く、ぶらぶら散歩するには絶好のエリアだ。畑が散在し、樹木の鬱蒼とした屋敷も少なくない。

　小春日和の連休。「国分寺再発見、アートを楽しみながら街をあるこう！」という謳い文句につられて、恒例行事「ぶんぶんうおーく」へ。昨年は道に迷って何度も同じ場所を歩いてしまったから、勝手は多少わかっているつもり。

　住宅街のところどころで、庭先や玄関先を開放して手作り品を披露したり、にわか珈琲店を開いたりしている。招く側と訪れた人達の間で楽しげな会話がかわされていて、私も仲間入りさせてもらった。

　その中の一軒のお宅で、真福寺公園のクラフト市場に寄ってみたらと勧められた。センスのよい作品が揃っているという。行ってみると、なるほど、ショップの飾り付けからして垢抜けており、店主の皆さんも芸術家を思わせる雰囲気。

　しゃれた陶器の箸置きや、ところどころにわざと大きな穴を開けた風変わりなマフラーなど、素敵なのでつい見とれてしまった。ほいほいと買い込むには懐があまりにも寂しく、パスしたのは残念だったが、刺激はたっぷりいただいて帰ってきた。

（関口まり子）