ミニクラシックコンサート2015 - 府中市民交響楽団 | 府中まちコム
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作成日 2015.03.01

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

ミニクラシックコンサート2015 - 府中市民交響楽団

ミニクラシックコンサート20152015年3月1日(日)
 府中市民交響楽団。老若男女約100名の団員は初心者・プロを問わず府中の森芸術劇場を拠点に活動を続けているめぐまれたオーケストラだ。

 年2回の定期演奏会をベースに、ミニクラシックコンサート(室内楽演奏会)、府中「第九」への参加など、さまざまな活動を続けており、今年、創立36周年を迎える(代表:大橋康廣)。

 その『ミニクラシックコンサート 2015』(3月1日、入場無料)に参加した。演奏曲は7曲だったが、練習を無上の喜びと考えるオーケストラだけあって、演奏内容はどれも素晴らしい。

 芸術劇場備品のチェンバロを使用してのJ.S.バッハ:チェンバロ協奏曲を初めて聴くことができた。しかし、せっかくのチェンバロの音が周りのバイオリンなど18の弦楽器のなかで、すこし埋もれているように感じたのは少し残念だった。

 E.モラレス作曲の現代曲、トランペット五重奏 “シティスケイプス”では左の手のひらでマウスピースをたたく演奏技法も披露され、女性の奏者を中心にした心憎い舞台配置も素晴らしかった。

 そのほか、車いす奏者も加わった、クラリネット四重奏 “ハンガリー古典舞曲”(F.ファルカシュ作曲)の柔らかい音色も印象に残った。

府中市民交響楽団 http://www.fuchu-cso.org/

(舘 浩道)