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作成日 2016.03.12

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

自治会と市民活動団体の地域づくり交流会

自治会とNPO団体の交流会2016年3月12日(土)
 ルミエール府中で「自治会とNPO・ボランティア団体との地域づくり交流会」が開かれた。地域を拠点とする自治会と市民活動団体が協力しあって地域の課題を解決できるような仕組みを作れないものか。その第一歩として双方の顔合わせをしようというのが、この会の趣旨らしい。

 自治会などの集会所が空いているとき、その施設を利用してボランティア団体が会合やイベントを開くことができれば、例えば遠方への外出がままならない地元の高齢者など、これまでとは異なる人々の参加が期待できる。団体は活動を広げることができる。

 自治会は会場を貸し出すことによっていくらかでも収入が得られるだろう。また、高齢化などの理由で役員不足や活動の停滞に悩む地域では、これまで不可能だった新しいイベントや合同イベントを開催できるようになる。地域外の人々との交流により、情報交換もでき、活性化が期待できる。

 施設のデータベース作りはすでに始まっており、実際に地域の集会施設を使って健康増進や生活相談など、いくつかの試みがなされているという。

 事例紹介の後、会場は3班に分かれ、問題点などを話し合った。多くの自治会がさまざまに深刻な課題を抱えている。会場はほぼ満員。参加者の真剣な思いが伝わってきた。

 自治会などの地域団体と、様々なジャンルで広域に活動する市民活動団体が力を合わせて地域の課題を解決できれば素晴らしいと思う。しかし、施設の貸出についても、自治会の運営についても、解決しなければならない問題がたくさんありそうだ。ていねいに時間をかけて、その仕組みがうまく実現されていくことを期待したい。

(関口まり子)