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作成日 2016.12.26

この記事の分類 場所・施設, 府中絵日記

進む府中駅南口再開発工事

進む府中駅南口再開発工事2016年12月26日(月)
 防護パネルに覆われていた新築中の高層ビルが少しずつベールを落とし、全容を現し始めた。

 駅改札口のあるフロアから直接外へ出て東側のくるるや南側の伊勢丹デパートに通じているペデストリアンデッキは回廊のようにつながるらしい。改札口近くの壁にぴたりと貼り付くように連絡通路ができあがっている。さらに新ビルから南側のフォーリス方面へも連絡通路が作られている。

 けやき通りから見上げると新しいビルの2階はどうやら大きな店舗が入るようで、窓の向こうに工事の人影がせわしなく動くのが見える。

 駅前名物、路地裏商店街はすっかり姿を変えた。飲み屋、大衆食堂、古本屋、和菓子屋、履物店、時計屋、八百屋、薬屋が消えた。ドトールもMacも消えた。天井から無数の紐を垂らして商品を結わえ付けていたおもちゃ屋も、その移転した仮店舗の突然の閉店を知らせる貼り紙の前で少年たちが呆然と立ちすくんでいた光景も、思い出となって星雲の彼方に消えていく。

 ひっきりなしに人が行き交う師走の街角に正月飾りと日の丸が掲げられ、まるで初めからそこに大きなビルが建っていたかのように、まるで世の中に何ごとも起きなかったかのように、今年も暮れていく。

(関口まり子)