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作成日 2017.01.25

この記事の分類 場所・施設, 府中絵日記

ケヤキ通りのお一人様ベンチ

ケヤキ通りの箱スツール2017年1月25日(水)
 ケヤキ通り歩道に点々と置かれている箱はいったい何とずっと思っていた。交差点で自転車に乗ったまま、これに足をかけて信号待ちをしたことも実は何度かあった。

 椅子らしいが、ひどい腰痛で数メートル続けて歩けないときでさえ、腰掛けようとか荷物を置こうとは思いもしなかった。間に障壁があれば、身を乗り出さないと会話はできないし、一人で座ればまるで晒し者。

 最近、郵便局やスーパーの前で、この椅子に座っている人をよく見かけるようになった。自分が年を取ったので気づくようになっただけなのかも知れないが、高齢者が多い。

 今日は老女が杖にあごを乗せて座っていた。そうか、恥ずかしがることもないのだと思いながら通り過ぎると、背後で「大丈夫ですか」という声がした。何やら話している。顔見知りのようでもあるし、赤の他人のようでもある。

 ハッとした。つながりとか居場所作りとか、近頃そんな言葉をよく聞くが、思い至らなかった。疲れたら休め、困っていそうな人がいたら声をかけろ。

 それにしても、あのブロック、移動は大変だろうが、自在に組み合わせられるのだから、ときには道の端に3つ4つ並べてもらえないだろうか。くっつきすぎない程度に離して。

(関口まり子)