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作成日 2017.01.21

この記事の分類 府中絵日記, 美術・工芸

メディア・アートはどこへ行く - 府中市美術館のトークセッション

府中市美術館トークプログラム2017年1月21日(土)
 子供の描いた魚の絵がスクリーンの水族館の中をヒラヒラ泳ぐ。若冲の絵の動物が立体的に動き出す。チームラボの作品は驚きだった。その成り立ちを知りたくて府中市美術館主催のトークプログラムに参加した。連続講座第4回目のテーマはメディア・アート。

 まずは講師による概要説明。外にも出ず撮影も行わずにGoogleストリートビューだけで構成した海外渡航ドラマ、コンピュータ技術を駆使したコンサート演出、ロボットとのコラボ…、スライドで次々に紹介される作品に目を見張る。そして湧き上がる疑問、アートって何。

 先端テクノロジーを使ったアート表現をメディア・アートと呼ぶならば、ゲームもアートなのか、AIは芸術表現ができるようになるのか、高度な技術と資金を持つ組織にしかアート制作はできないのではないか、万博やオリンピックにおけるナショナリズム高揚とアートの関係は等々、講義の後は参加者から様々な意見や質問が出て盛り上がった。

 コンピュータテクノロジーの進化と普及はお金や知識のない者にも可能性をもたらしたと思うのだが、アートは何だか手の届かないところまで行ってしまったような気もする。この先どう変わっていくのか、楽しみでもあるが。

(関口まり子)