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作成日 2017.03.25

この記事の分類 府中絵日記, 美術・工芸

府中市美術館アートスタジオのトークプログラム

ちよだアートスクエア2017年3月25日(土)
 「3.11以後の日本のアート」を6回にわたって探ってきたトークプログラムの最終回。テーマはソーシャルアート。Chim↑Pomに焦点を当てる。

 毎回参加したわけではないが、このトークプログラムは芸術に縁遠い私でも気軽に参加できるサロンとしてありがたい催しだった。講義だけでなく、参加している皆さんの率直な発言にいつも快い刺激を受ける。例えばどなたかの質問。美術館に展示されているレンブラントやピカソの絵を私達は芸術作品と思っているけれど、ここで紹介された作品って、アートなんですか?

 ソーシャルアートの源流は1990年代に遡るという。制作過程を公開、共有したり、フェミニズムやエコロジーと結びついたり、ビル解体現場や福島の立ち入り禁止区域で作品を発表したりと、その時々の社会事象と結びつきながら変容してきた。見る側の人と対話することによって「作品」が成立したりもするらしい。

 参加と対話から変革が生まれる、なるほどとは思うが、実は講義でも話題になった「ちよだアートスクエア」の展覧会を見に行ったとき、作者のお話は上の空で、廃校を芸術実践活動に活用している解放型の施設の方にばかり気を取られてしまった。あのハコはちょっと羨ましい。ソーシャルアートっぽい。

(関口まり子)