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作成日 2017.07.08

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

盆ダンス

0715bondance2017年7月8日(土)
 散歩の帰り道に、大國魂神社の盆踊りに遭遇した。
 オリンピックも近づいてきて、日本の文化が取り沙汰される機会が最近多い。着物や寿司など、いろいろあるけれど、盆踊りももっと取り上げて欲しいと思っている。
 炭鉱で石炭を掘る仕草という謎の振り付けで、妙に陽気な音楽と太鼓に合わせて、見ず知らずの人たちが自然に輪を作ってのろのろ踊るとか、「お盆に帰ってきた先祖が一緒に踊る」という設定は、外国の人からみたらかなりキッチュに感じられるのではないか。

 子供の頃の夏休みのハイライトは盆踊りだった。めったに着ない浴衣、めったに許されない夜間の外出。しばらく顔を合わせていないクラスメイトとの久方ぶりの邂逅、一緒に回る魅力的な夜店の数々。いつもの広場に突然あらわれる櫓と紅白の幕、日差しの残滓と人々の熱気、仄暗い中、赤い灯火に照らされて、無心に踊る人たち。

 そんな夏の思い出のせいか、今でも盆踊りを楽しみにしている。炭坑節を聞くと、踊り出したくなってしまうし、夏に限らず鼻歌で歌っていることも多い。完璧な炭坑節を踊れると自負しているけれど、ひとりで行くのが恥ずかしいので、家でひっそりと踊っている。

(浅田るい)