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作成日 2017.12.06

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

阿木燿子『詞(ことば)を紡ぐ』

阿木耀子講演会2017年12月6日(水)
 阿木耀子の講演を聴きに行った。特にファンというわけではなく、有名芸能人の顔見たさにミーハー気分で出かけたのだが、会場はいやに静か、中高年齢者が多い。『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』は発表当時一世を風靡したものだが、そうか、今の若者はまだ生まれていなかったしなと納得。

 主催は外語大の附属図書館。「詞を紡ぐ」というタイトルに作詞家として演出家としての創作体験が聞けると期待したのだが、彼女はおっとりした口調で、「私は文学少女ではなかったし、作詞家になるなんて思ってもいませんでした。今でも苦痛なんです」という。

「外国語も全然ダメ」「運動が大の苦手で運動会が近づくと学校が火事にならないかと毎年思っていました」に親近感が湧く。

 ヒット曲誕生のいきさつ、山口百恵や黒柳徹子などのスター裏話、夫である宇崎竜童との熟年日常生活、認知症になった舅の介護体験など、ユーモアをまじえたサービスたっぷりの話術に魅了される。さすが演出家。業界の第一線で活躍を続けている人のプロ根性を見たような気がした。

 さて、凡人である私は老後をどう生きるか。お説のように、「ありがとう」と「ごめんなさい」を言える人になれればいいのかしら。

(関口まり子)