高橋隆行さん(あんまマッサージ指圧師・はり師・きゅう師) | 府中まちコム
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作成日 2012.09.24

この記事の分類 府中の仲間たち

高橋隆行さん(あんまマッサージ指圧師・はり師・きゅう師)

高橋隆行さん
浅間町で治療院を開業されている高橋隆行さん

■ 僕は府中っ子
 今春、北海道から23年ぶりに帰郷し、浅間町で治療院「たかはし鍼灸マッサージ」を開業しました。子供も六小に通学することになり、親子で同じ小学校に通うことに。久しぶりに住む府中は、建物がだいぶ増え、駅前や多摩川の近辺などの様相が変わったなと思いますが、住みやすさは今も昔も変わりありません。

 何年も府中にいなかったので、その間のギャップを埋めたいこともあり、「府中まちコム」の他にも、地域のハロウィンイベントのお世話や、子供が府中地区のボーイスカウトに参加するなど、地元の活動をしています。今後も、浅間山の自然を守る活動をしているNPOなどに参加したいと考えています。


■ 運命の巡り合わせ
 目が悪く、網膜が萎縮していく病で徐々に視力が失われていきます。建築関係の高校に進んだけれど、卒業の頃には目がだいぶ悪くなっていたので、旅行で行って以来、憧れていた北海道の知床で、バイキングで有名なホテルに就職しました。巡り合わせというのか、同じように目の悪い上司の方がいて、その縁で国立函館視力障害センターへ行くことができ、開業への道が開けました。

 なぜ北海道なの?とよく人に聞かれるのですが、オホーツクの自然が豊かで、とても気に入っていたのと、写真が趣味で、流氷の写真を撮りたかったのです。写真は小学校からの趣味で、六小の写真クラブにも在籍していました。自然な風景が好きですね。
 視力が落ちたので自分ではもう撮影ができないけれど、最近は長男が写真に興味を持ち始め、鉄道の撮影に一緒に出かけています。


■ ハンディを乗り越えて
 北海道では一人で何かできないということはなかったのですが、視力の悪化に伴い、助けが欲しいと思うことが多くなってきました。また、自分自身がそうだったのですが、途中で目が悪くなった場合、盲学校でなく普通校へ行く事で、ハンディに関する情報が少なくなってしまいます。家族も本人も、どうしていいかわからないという方が多く、そうした人たちの助けになりたいという気持ちがあります。

 ハンディがあることで家族が守りすぎて外へ出ない、出られない方が外へ出るきっかけになるような、ハンディのある人たちだけで固まってしまうのではなく、広くコミュニケーションが取れるような、助け合える仕組みづくりが出来ればなあ、と思っています。


たかはし鍼灸マッサージ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~taka89-fuchu/

(高橋隆行・談)