並木まつり幻想 | 府中まちコム
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作成日 2012.11.27

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

並木まつり幻想

府中駅周辺の甲州街道2012年11月27日(火)
 甲州街道のいちょう並木と言えば八王子が有名だ。10日ほど前の雨上がりの日曜日、噂に聞いて出かけた追分高尾間約4キロの道は樹齢70年というみごとな木々が金色に輝き、祭りを見にきた大勢の散歩客でごった返していた。

 ビルの並ぶ府中近辺と違って、街道沿いは個人住宅が並び、歩道も狭い。飲食店はどこも満員で入れず、訪れた観光客は神社やコンビニの駐車場などの急ごしらえの休憩所に向かうのだが、のんびり休めるスペースもほとんどない。

 それでもまあ、休日の散歩にはほどよい距離だ。自宅の玄関先や駐車場に台を持ち出し、この時とばかり、手作り品や不用品を並べてフリマを開いたり、野菜を並べたりしているのも、ほほえましい。それを眺めていて、ふと思った。

 大国魂神社境内で開かれる府中商工祭りと連動させ、甲州街道から桜通りまでのけやき並木に、一般市民やアマチュアグループの屋台を並べたらおもしろいかもと。

 歩道の広いけやき並木ならできるのではないか。八王子を歩いていて無性に飲みたくなったのにありつけなかったコーヒー。その屋台を、爺ちゃんや孫と一緒に開いてみたいなと、しばし楽しい妄想にふけった。

(関口まり子)