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作成日 2012.06.08

この記事の分類 場所・施設, 府中絵日記

夜明けの図書館

図書館のイラスト2012年6月8日(金)
 片町文化センターの近くに引越ししてから、センター内の図書館を訪ねるのが私の楽しみになっている。
 大学の図書館から帰った長女に「どう、混んでいるんじゃないの」と聞くと、「席も多いし、図書館はひとつじゃないから」という。私立大学で学生も多いだろうし、ちょうどテスト期間だったので意外だった。

 最近韓国の大学は研究より就活のために勉強する人が増えたので、学習室の座席を確保しにくくなった。今まで利用可能だった卒業生の利用が制限されている大学まであるらしい。座席不足は大学だけではなくて一般の図書館も同じだ。だから利用したい人は早く家を出なければならない。そうしないと席を取ることができないからだ。

 図書館の利用方法は日本とは大違い。府中市は4時間の時間制限があるが、韓国にはない。いったん席を取れば閉館まで居続けることができる。それで時間のある母親が先に席を取っておくこともよくある。こどもの教育のために韓国の母親はこんなこともする。実は私もしょっちゅうした。

 開館時間も8時から22時までが一般的、国立図書館の場合は午前0時までだ。図書館の中には必ず食堂があって安い値段で食べられる。図書館が少なかった昔は、席を取るためにまだ暗い夜明けに家を出て図書館の前に並んだものだ。席を確保してから地下にある食堂で食べたラーメンの味は今でも忘れられない。

 府中市は図書館が多いので待つ必要がない。最大4時間待てば必ず出る人がいるので本当に効率的な方法だと思った。延長できないのをいいことにまっすぐ帰ってくる高校生の次女は、なんだか可愛げがないのだが。

(林 栽琴)