お盆の送り火

2013年8月3日(土)
　白糸台6丁目を自転車で流していると家の門口にナスときゅうりを胴体にした牛と馬を見つけた。懐かしい盆の行事である。更に行くとゆききの道をはさんで「ハケ」上にも何箇所かにお供え物と一緒になすの牛ときゅうりの馬が並べられている。

　この地では、もうお盆が終わってご先祖の霊を送り出したようである。長いこと住んでいるのに初めて見る光景である。地元の方に聞くと、ここでは毎年この時期がお盆のようである。

　迎え火を焚いてご先祖の霊をお迎えし、盆の間一緒に過ごしたあと送り火を焚いて送るそうである。

　また来年も来てねと牛さんと馬さんが呼びかけて別れを惜しんでいるようにも見える。もの悲しさを感じるけれども夢のある風習である。

(松田武)