府中本町より銀嶺富士山を撮る | 府中まちコム
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作成日 2014.02.09

この記事の分類 府中絵日記, 自然・動植物

府中本町より銀嶺富士山を撮る

府中本町から見る銀嶺富士山2014年2月9日(日)
 平日は通勤客、土日は競馬ファンと数多の利用者が交差する府中本町駅。その構内、東京競馬場臨時改札横の南武線川崎方面・武蔵野線ホームへ繋がるエレベーター前通路に『富士山の見える窓』と掲示されているのを御存知だろうか。
 
 案内板が銘打つだけに、タイミングさえ良ければ窓辺から荘厳且つ雄大な霊峰が望め、それは見事の一語に尽きる。事実、通りかかった人があげた感嘆の声を己の耳で聞いたこともあり、またベストショットを求めここへ訪れる者も少なくないようだ。
 
 この写真は東京で45年ぶりの大雪に見舞われた翌朝撮影。手前に位置し威風堂々たる丹沢の稜線美もさることながら、銀化粧した本命が山麓の雲海から浮かび上がる絶妙な瞬間を捉える形となり、計らずとも貴重な一枚に仕上がった。
 
 もし、今後この駅を利用する機会に巡り会った方、少し歩みを休めてみては?足を止めた春夏秋冬・時刻・天候に合わさった、幾千万とある富士山の一表情が垣間見えることだろう。

(永澤康太)