提案型協働事業の公開プレゼンテーション

2021年8月5日（木）

来年度の協働事業案募集に応募し、書類提出を終えた4組が「プラッツ」でプレゼンテーションを行った。

提案型協働事業は地域の多様な課題の解決に向け、市と市民団体などが企画提案し、実施から最終報告まで責任を持って遂行する仕組み。

各組ともわかりやすい解説スライドを作成するなど、念入りにプレゼンテーションの準備を進めていたことがうかがわれた。「協働」は事前相談の時点からすでに始まっていたのだろう。企画内容や予算などに関する審査員達の質問に交代で応答するなど、チームワークの良さも見て取れた。

応募団体が少なかったのは残念だが、コロナ感染拡大で会合の機会も制限される中、1年後、さらにその後の地域社会の有り様を見据えて構想を練った人たちがいたことに光明を見る。

何より、「へえ、そんなことをよく思いついたな」とか「人脈、すごいな」と感心する瞬間がたびたびあって、楽しく聞けた。見学できるのは先着10人と告知されていたが、会場にいたのは関係者ばかりで、一般の人の姿は見られなかった。発表者とその仲間は出番が終わると退室、そして誰もいなくなった…。もったいない。

審査の結果がわかるのは9月という。楽しみに待つとしよう。

（関口まり子）