多摩川「かぜのみち」から西府緑地(住吉地区)へ | 府中まちコム
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作成日 2021.11.03

この記事の分類 場所・施設, 府中絵日記

多摩川「かぜのみち」から西府緑地(住吉地区)へ

2021年11月3日(水)

秋晴れだ。少し遠くへ行きたくなって自転車を出した。「郷土の森」の裏手あたりから多摩川土手の遊歩道「かぜのみち」に入り、四谷方面に向かって走る。

土手から見下ろす川は眩しいくらいに青い。対岸の林から白い鳥の群れが一斉に飛び立ち、川面をかすめては木々の中に消える。いい日である。久しぶりの気ままなサイクリング。

土手道はどこまでも続くが調子に乗って進むと足が動かなくなりそうなので、府中八中の角あたりで下の道路に降りた。もと来た方向に進んでいくと小さな池のある公園に出た。

水がびっくりするほどきれいだ。水面に映った空や木々に目を奪われた。あたりはしんと静まり返っている。土手の上を頻繁に自転車や散歩者が通っていくのに、ここだけ時間の止まった別世界のようだ。大発見をしたような気になった。

帰りは上に戻らず、下の道から引き返すことにした。道はいったん鎌倉街道で途切れてしまい、とまどったが、向かい側からまた細い道が続いているのが見えた。住吉小学校の北側を通過し、どこまでも続く。何という名前の緑道か知らないが、こんな道があるとは知らなかった。 今日の二番目の発見。ささやかな遠出、収穫大なり。

(田中則夫)