リアルな色鉛筆画 ー 葡萄を描く | 府中まちコム
府中まちコム

この記事について

作成日 2024.07.26

この記事の分類 わたしの作品

リアルな色鉛筆画 ー 葡萄を描く

九州の産地から葡萄が届いた! 箱を開くと今切り取ったかと見紛うほどの見事な房だった。中にひと房、透き通るようなピンク色の大ぶりの葡萄があった。店頭で見かけない品だ!

早速、カメラを準備したが採れたての葡萄は白粉を噴いており色鉛筆での表現が難しいと思い苦肉の策で水をかけ、みずみずしさ?を狙った。

実物も写真もこのピンク色は手持ちの色鉛筆では表現できないと思い何時もの画材店に行った。店員の勧めで米国製の蛍光色鉛筆を2本買った。描き始めて失敗に気付いた。通常の鉛筆と混色が出来ないのだ。思うように描けず中止した・・・実はこれは去年の話である。

今年になって画用紙の中からひょっこり出てきて時間もあり途中で投げ出すのも癪なので塗り重ねた。実物の透き通るような色合いは無いが、まあ~葡萄の絵は出来た。

因みに送り主にブドウの品種を尋ねたが生産者が切り取ったばかりの品を選んで買ったので解らないとのこと。写真を見せたが果物店でも今は新種がいっぱいでどれとは言えないとのこと。

苺や葡萄の他にも果物に限らず今市場では品種改良や新品種開発とか次々と新しいものが溢れ出ているが、話題の気候変動だ。生産者の苦労が思いやられる。

(萩尾康広)