リアルな色鉛筆画 くらやみ祭り町内回り | 府中まちコム
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作成日 2025.09.07

この記事の分類 わたしの作品

リアルな色鉛筆画 くらやみ祭り町内回り

2025年9月7日(日)

太鼓の町内巡りは府中の人なら見慣れた光景だろうが、マンションベランダから望遠で見下ろすと、ちょっと面白い構図になる。さらに午後の日差しが影と光のバランスを面白くする。

写真なら一瞬にして記録してくれるところだが、色鉛筆での制作は面倒さと時間との戦いになる。暇を持て余す昨今であるし、「のんびり描くさ」と取り懸かった。太鼓のボリュウム感や縄目の立体感、人物の動作表現や衣服の模様など楽しみながら時間は過ぎた。

だが地面に張り付く影やアスファルトのテクスチャーがどんなに塗り込んでも写真に近づかない。水彩絵の具で直塗りしたら簡単に影が出来たが、強すぎて浮き上がってしまった。アスファルトの表現も思考錯誤の末、鉛筆とポスカでトントン叩いて回り、カリスマカラーで滑らかにした。さらに色鉛筆で仕上げた彩色を絵具の濃さまで高めるための描き込みを重ね続ける作業が続いた。疲れた!

色鉛筆や多彩な画材を使った素晴らしい作品を芸能人たちがいとも簡単にその場で仕上げているかのように見せているテレビ番組があるが、「仕上げまでに実際50時間もかかったのよ」と呟いた表彰者の録画漏れした声が実態だろう。芸能人の本業以外の空き時間を考えれば長さが解る。

(萩尾康広)