府中刑務所アート展2026 ― 壁の手ざわり、対話のはじまり | 府中まちコム
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作成日 2026.06.28

この記事の分類 府中絵日記, 美術・工芸

府中刑務所アート展2026 ― 壁の手ざわり、対話のはじまり

2026年6月28日(日)
北上していた台風が温帯低気圧に変わった。小降りの雨が続く中、久しぶりに府中市美術館へ。受刑者による絵画や文芸作品を展示中だが、本日が最終日。

いつもは東府中駅で下車して府中の森公園を抜けていくのだが、あいにくの雨。で、特急が停まる府中駅から行こうと、乗り込んだ「ちゅうバス」の車内掲示で美術館や生涯学習センターを通るルートが3月末に廃止されていたことを知った。結局、東府中駅近くで降り、ひとけのない公園をトホホの徒歩。

しかし、展示作品はどれも見応え、読み応えがあって、雨中散歩の鬱憤はすっかり晴れた。絵に添えられた作者の手書きのコメントはどれも心に響く。自分の犯した行為を反省する人もいれば、刑務所内の生活を皮肉交じりに語る人もいて、思わず笑ってしまう瞬間も。

字が上手な人が多いのにも驚いた。パソコンで文章を書くようになってからは漢字も忘れるし、字も下手になるし、考えることもおろそかになっているのではないかと、反省させられた。

受刑者のアート展に行こうと思ったのは、実は、刑務所の料理場「炊場」を舞台とする連続ドラマを見たのがきっかけ。軽い気持ちだったのだが、見た後、思いがさまざまに膨らんだ。

(金井純子)

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