図書館講演会「ウィーン文化への招待」 | 府中まちコム
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作成日 2026.06.28

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記, 講座・スクール

図書館講演会「ウィーン文化への招待」

2026年6月28日(日)

東京外国語大学山口浩之教授の講演。

ハプスブルク家、神聖ローマ帝国、帝国主義、世界史の中でのウィーンという都市の役割と変遷、モーツァルトはオーストリアの作曲家と言われることが多いが彼が生まれた頃の生地はそもそもどういう国だったのか。壁で守られた要塞都市からなぜ壁を撤去してリングシュトラーゼという円環に国会議事堂、自然史博物館、ウィーン大学、ブルク劇場、美術史美術館と名建築が作られて外に開かれた都市になっていったのか。

その様式もルネッサンス風、ゴシック風など「風」がつくのがなぜなのか。その後世紀末ウィーンモデルナでのグスタフクリムト、エゴンシーレ、ココシュカなどの絵画。クリムトもはじめから接吻やアデーレブロックバウアーの肖像のような絢爛で妖艶な作品を描いていたのではなくパトロンからの依頼で普通に上手い肖像画を描いていたり。

ヨーロッパの体制は世紀末、というか第一次世界大戦前まで続いた。そしてオーストリアの皇太子がセルビアの一青年に殺されて戦争が始まったとしか教科書では習わなかったのでなぜそれで世界大戦になるのかは歴史の中で見なければわからない。

現在起こっている戦争を見るにつけてもこれがさらに広がることがないのかも考えさせる講演、というか講義であった。

(小嶋伸一)