府中刑務所アート展2026、初日の設営風景 | 府中まちコム
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作成日 2026.06.23

この記事の分類 府中絵日記, 美術・工芸

府中刑務所アート展2026、初日の設営風景

2026年6月23日(火)

府中市美術館は月曜が休館日。市民ギャラリーは火曜から日曜までがサイクルになっている。(自分も先月銅版画展で展示させて頂いていたので割と詳しい)。つまり、初日の今日は設営の真っ最中だ。

作品を展示しているのはボランティアの方たち。絵画、漫画、書、玄人はだしの技量の作品。漫画作品は前の方が書かれていた刑務所の炊事場を描いたドラマ、ムショランを思わせるおもしろさである。

展示途中の作品でA4横サイズの紙を縦横4枚ずつ並べた日本画。設営の方が一枚ずつ貼っていくと見事につながって16枚の大きな絵になっていく。パーツを組み合わせた所は伊藤若冲のよう。画題は藤娘。バックには黒い川が真ん中を流れ中に渦。尾形光琳の紅白梅図屏風を思わせる。なぜ分けて描いてあるのか。出品するときのサイズがA4封筒だったので部分部分で分けて会場で繋がって一枚の大きな絵になったようである。

出品者は受刑者だけでなく刑務官やその家族の方もいらっしゃるとのこと。だが、名前などを特定される記述はない。塀の中からのアート展の所以がそこにも見えるようだった。テレビのムショランの最終回とも重なるような会期で開かれたアート展。来年も行きたいものである。

(小嶋伸一)