「民具これなーんだ?」展 ― 武蔵野美術大学の美術館・図書館 | 府中まちコム
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作成日 2026.07.07

この記事の分類 府中絵日記, 美術・工芸

「民具これなーんだ?」展 ― 武蔵野美術大学の美術館・図書館

2026年7月7日(火)

府中市新町に20年ほど住んでいたという民俗学者、宮本常一。日本各地の習俗を調査し、多くの民具を収集した。晩年は武蔵野美術大学の教授となり、膨大な資料を残した。その一部を展示する企画展が開かれている(8/1まで)。

同展では編み籠や笊などの民具をデザインという観点から、小中学生も楽しめるよう、わかりやすく紹介している。

展示を見て回るうち、目が釘付けになったのが、男根にしがみつく女の人形。貧しい農村に住む女性にとって幸福とは良き伴侶すなわち生殖能力の高い男をゲットして多くの子をなすことであった。つまり、この人形には子孫繁栄、豊作祈願の強い願いが込められているのだ。

先頃から話題の皇室典範改正案は、旧皇族の男子を皇室の養子として迎え入れ、その養子に生まれた男児に皇位継承資格が生じるという、つまりは男系男子の伝統を維持するための案。女性の扱いは曖昧で、男子を産む道具扱いだと憤る声も聞く。

迎えた養子に男子が生まれない状況が続いたら、一夫多妻制復活案も出てくるかしら。皇室では男性もまた、男子を産む道具という役割を担わされるのか。

男根を抱きかかえる女の人形はユーモラスだが、そのオーラに圧倒され、つい妄想が膨らんでしまった。

(関口まり子)