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作成日 2017.12.08

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

医療少年院から見える非行少年等の現状

医療少年院専門官の講演会2017年12月8日(金)
 関東医療少年院専門官の講演会が「プラッツ」で開かれた。医療少年院は非行少年のための医療・教育施設だ。東八道路沿いにある同院の近くを通るたびに昭島への移転に向けて着々と準備が進んでいると感じていたが、70年近い歴史を持つ古色蒼然とした建物が静かに地元に溶け込んでいる雰囲気が実は少し気に入っていた。

 この施設は世間を大きく騒がせた少年の入院先として興味本位に語られることが多い。少年犯罪の凶悪化が事あるたびに報道され、厳罰化が話題にされるが、実際には少年犯罪は大幅に減少している。医療少年院の在院者数も減っているという。薬物や発達障害など、従来の病気治療とは異なる対応を迫られるケースが増えているらしい。

 講演は非常によくまとまっていて興味深く聞くことができた。さる有名な俳優が暴走族あがりだというエピソードと、「海産物を食べている国は殺人事件が少ない」という話題に湧いた。

 今回の講演は副題に「学校・家庭・地域でできること」とある。罪を犯した少年達が立ち直るために、いかに居場所(住処)と出番(仕事)が必要かという話は、少年達だけでなく、私達にとっても重要な課題であると思った。

(田中則夫)