「アニメーションの不思議な世界!」 | 府中まちコム
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作成日 2024.03.17

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

「アニメーションの不思議な世界!」

2024年3月17日(日)
「おどろき発見! アニメーション大解剖!!」というタイトルに惹かれて調布市文化会館「たづくり」へ。

1階ホールの一角で子ども達がコマ撮りアニメを作っていた。KOMAKOMAアプリ で簡単にアニメが作れるという。

上階で開かれたのは「多種多様な手法で作られたアニメーションを楽しめるプログラム」と銘打った上映会。休憩をはさんで15本の作品を集中的に見る。アニメと言うと子どもが喜びそうなユーモラスで色彩豊かな作品を思い浮かべるが、抽象的な内容のものや、見る人に複雑な思いを抱かせるような作品もあって、見応え十分。手法も多様だが、テーマも多様で、自己表現の方法としてのアニメーションの可能性を感じた。

印象に残ったのはミュージックビデオ『黒猫は路地をゆく』だ。音楽とアニメーションが溶け合って一体となり、余韻を残す。

もうひとつ印象に残ったのはJAA(日本アニメーション協会)有志による、「一人15秒、テーマは∞(無限)」という条件で作られた合作。「無限」からの発想が「しりとり」だったり、数字の「8」だったり、「不思議な階段」だったり、ちょっと凡庸な気もしたが、作者達の苦労が偲ばれた。私ならさしずめ、「花粉症の春、無限に垂れる鼻水でできた池で溺れる私」、キモいかな。

(関口まり子)