府中絵日記 | 府中まちコム
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府中絵日記

リレーエッセイ。季節の移り変わり、子供の成長、健康や医療、お祭りや行事、趣味活動、日常生活で遭遇するさまざまなできごとを個性豊かに語り継いでいきます。

時の流れゆくままに・43

「天使の辞典」草稿より抜粋 (恋人)著名な評論家だった吉本隆明が生み出した概念に「対幻想」というものがある。異なる一対の存在が出逢うことによって互いの心中に紡ぎ出される一時的な美しい共同幻影のことで、恋人とはそんな幻覚を…

「日本一役に立たない!?教養講座」第35回のご案内

名古屋で考えた日本の科学技術–ノーベル賞からQRコードまで–   長年、科学記者を務めた新聞社を退職後、名古屋大学に移り、学内を取材してコラムを執筆し、名大が生んだ6人のノーベル賞受賞者、名大の卒…

傘がない

2024年8月10日(土)熱中症警戒アラート連発の日々。外に出るときはサングラスと日傘に頼る。昨日も、うだるような暑さの中、府中駅前の「ミッテン府中」に買い物に出かけたのだが、落としたのか置き忘れたのか、いつのまにか傘が…

夜の市民プール

2024年8月5日(月)年上の友人に誘われて初めて寿町のナイタープールに行ったのは20年ほど前だったか、カナヅチから脱して水泳がおもしろくなり始めた頃だった。 当時の市民プールは飛び込みを禁止しておらず、友人は何度も豪快…

時の流れゆくままに・42

「天使の辞典」草稿より抜粋 (靴)ペアで人間の足先に張り付くお前らが登場し、この現代社会を席捲するようになったおかげで、古来この尊い大地から委ね続けられてきた特別な感触を、日常的に体感できる者はほとんどいなくなってしまっ…

三宮麻由子著『わたしのeyePhone』(早川書房)を読む

2024年7月28日(日)スマホの進化がめざましい。あるときはカメラ、翻訳機、万歩計、財布、ときに手鏡。もっと便利な機能があるらしいと知って『わたしのeyePhone』のページをめくってみた。 著者は4歳の頃に視力を失っ…

「日本一役に立たない!?教養講座」第34回のご案内

小学校では2018年、中学校では2019年から道徳が教科(特別の教科)となりました。世の中で起こるさまざまな事件を見聞きすると、道徳心が大きく欠落していると感じることがあります。道徳教育に力を入れるべきだと考えている文科…