かわいい江戸絵画 | 府中まちコム
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作成日 2013.04.24

この記事の分類 府中絵日記, 美術・工芸

かわいい江戸絵画

府中市美術館「かわいい江戸絵画展」2013年4月24日(水)
 美術展の仕事をしている藤沢の友人から、久しぶりのメールが届いた。
「府中の美術館で、久しぶりに癒されました」と言う短文の後、「猫、犬、サル、トンボ、蛙、ネズミ、トラたちのかわいい江戸絵画だから、ぜひ足を運んでください」という誘いがあった。

 早速、美術館を訪ねると、ユニークな絵ばかりだ。画家の誇張がない。今まで知らなかった「大津絵」などは、旅の遊び心を絵にしている。クスッと一人笑いなどをして、隣の春の常設展に足を運ぶと、一点、春の陽射しの明るさを絵にしたような水彩画があった。これも収穫だった。「ここはどこですか」と尋ねると、学芸員から「府中競馬場だと思います」という答えだった。絵になる一時代前の建物だった。

(今野耕作)