府中市美術館のアートスタジオ・トークプログラム | 府中まちコム
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作成日 2013.05.25

この記事の分類 府中絵日記, 美術・工芸

府中市美術館のアートスタジオ・トークプログラム

府中市美術館アートスタジオ講座2013年5月25日(土)
 「吉井忠にみる絵画と社会 - 近代洋画にみる夢展から」と題する美術講座があると市報に載っていたので美術館に行った。「アート/ソーシャル 美術と社会の新たな空間」という連続講座の第1回。トークプログラムは昨年も開催されたらしいが、こうした会があることを初めて知った。

 会場は20人も入ればいっぱいの創作室で、正面のスクリーンに向かってテーブルがロの字型に配置されている。講師の話を聞くだけと思っていたが、作品鑑賞会のような形で講座は進められた。

 参加者は美術体験なども織り交ぜた自己紹介の後、今回取り上げられている吉井忠の作品を見ながら、学芸員の武井さんに質問したり、感想を述べたり。とても、なごやかな雰囲気だ。

 私は美術の知識がないだけでなく、絵が下手というコンプレックスも持っているので引け目を感じていたのだが、参加者の皆さんの素朴な発言を聞いていて、感じたままを素直に言ってもいいのだなと安心できた。いい講座だと思った。

(関口まり子)