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作成日 2017.03.05

この記事の分類 府中絵日記, 自然・動植物

みち照らす ミモザ大樹や 女性デー

ミモザの大樹2017年3月5日(日)
 多摩川近くの緑道をサークル仲間の女性達と連れ立って歩いていたら、鮮やかな黄色い花の大木が目に入った。
「ミモザ、みごとねえ」
と、口々に礼賛。カリフラワーをほぐしたような塊が無数についている。色合いが鮮烈で遠方からでもはっきり見える。けれども、ほんのり緑がかって品があり、どぎつくない。気持ちのよい黄色だ。

 ミモザの名を知らなかったわけではないが、実物を見たことはなかった。いや、最近は民家の庭先によく植えられているらしいので、目にしたことはあるのかも知れない。昔の少女小説か外国映画のタイトルを連想させるロマンチックな名前と、実物が一致していなかっただけなのだろう。

 スマホで検索したら、イタリアでは3月8日を「ミモザの日」と呼び、男性が日ごろの感謝の気持ちを込めて女性にこの花を贈る習慣があるという。3月8日はまた国際女性デーでもあるそうで、1904年に婦人参政権を求めて女性達がデモを起こした日を記念して国連が制定したとか。

 誘われて、いわば義理で散歩に同行したのだが、外歩きにはいつも何かしら発見があるものだ。女性デーがあることを初めて知った。ちなみに調べたら男性デーもあるらしいのだが。

(田中則夫)