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作成日 2017.05.14

この記事の分類 府中絵日記, 音楽

日曜日は府中市民交響楽団の演奏会へ

府中交響楽団2017年5月14日(日)
 知己を得た方が府中市民交響楽団のメンバーとのことで、第75回定期演奏会へ。府中の森芸術劇場 どりーむホールでの公演で、大勢の人で賑わっていた。

 アマチュアオーケストラは大小様々だと思うが、府中市民交響楽団は大所帯のきちんとした交響楽団という印象。演目は「はげ山の一夜」「ローマの松」「田園」で、「田園」は35年ぶりのプログラムとのこと。久しぶりに生のオーケストラをちゃんと聴くのでわくわくしながら始まりを待つ。

 構成は、第一・第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスなどの弦楽器、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの木管、ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバの金管。それにハープとチェレスタ。パーカッションはよく見えなかったけどグロッケン(鉄琴)もあった。

 一人の夜の怖さ、魔物の到来、夜が明けて朝が来る喜びが音で表されていく中で、ジュニアオーケストラにいた頃のノスタルジーに浸る。気持ちよくて少し、うとうとする。休憩を挟んで「田園」で、映画かどこかでみた田園風景を電車に乗って眺めているような気分になる。全ての演奏が終わったあとは、なんだか心が軽くなるような、浮きたつような余韻が残った。

 音楽で情景を表現する試みは、送り手と受け手の想像力なしでは成立しないと思う。想像力が大切にされ、音楽を楽しむ余裕がある世の中でありますよう。

(浅田るい)