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作成日 2019.07.03

この記事の分類 府中絵日記, 美術・工芸

府中市美術館の棟方志功展

府中市美術館の棟方志功展

2019年7月3日(水)

 府中市美術館は数年前に若冲の絵を見て以来、私にとっては気になる存在だ。今回は棟方志功展をやっていると聞き、嬉しくなった。子供の頃から何故か棟方志功の作品に強く心を惹かれていた。

 いただき物の羊羹がとてもおいしくて、その包装紙の絵柄が脳内に刷り込まれていたのかもしれない。豊かな胸を顕にした女性の姿は子供心に強烈に響いた。作者が棟方志功だと知ったのは大人になってからだ。

 歳を重ねてから改めて眺めてみて、作品に対する自分の感じ方がずいぶん変わっていることに気がついた。描かれている女性の姿態はどれもふくよかなのだが、でれっとした脂肪太りというのではない。なよなよと繊細な様子ではなく、意志的で、たくましく見える。棟方志功はこういう女性が好きだったのか、モデルがいたのかしらと、ふと思った。

 私が一番好きなのは、月並みかもしれないが、1939年の作という『二菩薩釈迦十大弟子』だ。友人へのプレゼントと自分用に絵葉書セットを売店で買った。机の上に飾ろうと思う。

(金井純子)