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作成日 2019.11.16

この記事の分類 府中絵日記, 音楽

岡原真弓コンサート

2019年11月16日(土)

 来年3月に開催予定の「府中ふれあいこどもまつり」に先駆けて、まつりの実行委員会がアウトリーチ活動を各地で展開している 。今回は府中市美術館とのコラボによる「明治の唱歌から今に受け継がれる歌」と題するコンサートだ。

 歌はこんにゃく座の岡原真弓さん、ピアノが榊原紀保子さん。「庭の千草」「この道」「からたちの花」などの他、金子みすず、宮澤賢治、中野重治、石川啄木などの詩をしっとり聴く。

 アウトリーチとは、市内のあちこちに出かけていって、劇場などに行く機会の少ない子供たちに芸術体験を楽しんでもらう、つまり出前公演のこと。演者と子供たちがいっしょになって踊ったり、楽器に触らせてもらったり、ときに赤ん坊の泣き声が混じったりと、微笑ましい情景が繰り広げられる。

 今回は子供たちの姿がまばらで、いつもとは異なる印象を受けたが、考えてみれば、私たちも皆かつては子供だったのだ。大人だって、都心の劇場に頻繁に出かけられるわけではない。世事をちょっとの間離れて音楽や演劇に触れ、心を潤す機会が、大人にこそ、まずは必要なのかもしれない。

(関口まり子)