府中まちコム

この記事について

作成日 2020.01.10

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

東京外国語大学TUFS Cinema「ラーマーヤナ」

アニメ「ラーマーヤナ」の案内チラシ

2020年1月10日(金)

 朝日町の東京外国語大学でインド二大叙事詩のひとつ『ラーマーヤナ』をアニメ化した日印合作映画の上映会があった。

 1993年の作品だが諸事情により一般公開されないまま封印されていた、いわば幻の名作ということもあり、会場は超満員。学生や研究者らしき人々から、アニメファンとおぼしき連中、子連れファミリー、私のような近所のおばちゃんに至るまで、さまざまな人が詰めかけていた。

 135分の長大作だが、息もつかせぬ展開に目は釘付け。終わったときには自然に拍手が起きた。この力作がすぐにロードショー公開されなかったのは、地下鉄サリン事件やインドのバーブリマスジッド破壊事件といった宗教がらみの大事件が暗い影を落としていたからだという。当時、ヨガ教室を開いていた友人がオウム真理教事件のとばっちりを受けて生徒が減ったと嘆いていたが、それほどにオウム事件はセンセーショナルだった。

 今回、外語大で上映できたのは制作後25年経ったということもあるが、字幕翻訳を担当した外語大卒業生の尽力もあったとか。市内で、無料で、大人も子供も一緒に、しかも大学の先生の解説付きで鑑賞できるとは。こいつは春から縁起がいいわえ。

(関口まり子)