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作成日 2020.04.19

この記事の分類 府中絵日記, 音楽

うちで踊ろう

2020年4月19日(日)

 分倍河原のブックオフで安物の中古ギターを衝動買いしたのは数年前。弾けるかもと淡い期待を抱いたが、手首が思っていた以上に固く、背中も丸まっている。指が動かない、届かない。指の腹が赤く腫れた。空洞の箱なのに重さが身に応える。楽器は結局ソファの下に追いやられ、忘れられた存在となった。

 高齢者中心のギター同好会がメンバーを募集しているのを知ったのはコロナ騒ぎが大きくなる前だった。無料で指導を受けられるというので見学を申し込み、その日が来るのを心待ちにしていた。それが施設休館で延期となった。

 ギターに初めて触ったのは中学生の頃だ。近所の老ギタリストのところに押しかけ入門した。当時はエレキが大人気で、テケテケやフォークがやりたかったのだが、先生が中学生の女の子に最初に教えてくれたのは『酒は涙か溜息か』だった。

 緊急事態宣言で家にいる時間が増えた。で、ギターを再び取り出した。調音はアプリでできる。楽譜はネットからダウンロードする。模範演奏はYou Tubeで見られる。ありがたや、IT。

 只今、チマチマ練習中。汗をかきながら、つっかえつっかえ弾いている。指の筋トレになる。酒がなくても十分酔える。

(関口まり子)