Zoomでミーティング

2020年6月26日（金）

しばらく会っていない友人からZoomをやってみたいとの電話。パソコンの設定は息子がやってくれたという。息子はスマホ、自分はノートパソコンで応答テストも成功した。
「だけど同じ屋根の下で、息子はハイのひと言だけ、私もハイと答えただけなのよね」

彼女とは長年の付き合い。夫もよく知っているので、夕食後あらためて3人でZoomミーティングを開こうということになった。
「わあ、映った、映った。聞こえる、どう」
画面になつかしい顔が大写しになると同時に双方から歓声が上がった。

「今晩のメニューはこれだったのよ」
相手は料理ブックを掲げながら、けっこうおいしくできたと屈託なく笑う。身振りや表情がやや演技過剰にも見えるが好感度高し。今朝方テレビでやっていた「Zoomでのコミュニケーションを成功させるコツ」を実践しているのかも。

相手の顔を見ながら、同時に自分も客観視しながら、資料も共有しながら、記録もしながら、意見交換ができる「ビデオ会議」は、ウィルス感染拡大防止策の一環として急速に普及している。当初は、仕事や学業からとっくに引退した高齢者には縁のない道具だと思っていたが、使いみちは多そうだ。

（関口まり子）