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作成日 2020.08.04

この記事の分類 医療・健康, 府中絵日記

PCR検査を受けた

2020年8月4日(火)

「あなたは15分以上、新型コロナウィルスの患者さんと濃厚接触していました」
先月何回か訪れた先から、続いて保健所から、寝耳に水の電話。
「声の様子ではお元気そうなので、お住まいの府中からは少し遠いですが、PCR検査にお出でいただきたいのです」

健康に暮らしていると思っていた。ご飯もうまい。しかし濃厚接触と聞いた途端、数日前に目が充血して目ヤニが出ていたこと、食道が詰まるような感じがして何度か夜中に目覚めたこと、何かの拍子に空咳が出ることなど、「そう言えば」が際限なく思い出される。そう言えば、最近昼寝が増えた、とかも。

翌日は土曜で保健所は休みだったが少数のスタッフで手際よく、続々とやってくる受検者をさばいていた。あっという間に検査は終わり、その2日後、「陰性」の知らせを受けた。ほっとした。

もし陽性だったら、接触の事実を10日後に知るまでの間、自覚がないままあちこちでウィルスを撒き散らしていたことになる。同居する家族にも感染しただろうから、同様に拡散している筈だ。

検査結果にひとまず安心したものの、感染拡大が収まったわけではなく、顕になった社会のほころびが修復されるには相当の時間がかかりそうで、モヤモヤは消えそうにない。

(関口まり子)