手作り額装展

2022年3月27日（日）

友人が油絵の作品を何点かくれたが、「額は自分でテキトーにね」という。作品にふさわしい額縁でないと価値を損ねる気がするが、「高いよ～」と脅かすので、額縁屋さんに行く勇気が持てずにいた。

参考になるのではと思って、永山公民館で開かれている「手作り額装展」を見に行った。展覧会はふつう絵画作品が主体だが、今回のテーマは額装。絵以外にマットやフレームを手間暇かけて表現したものを見てもらうという趣向なのだという。

各人が思い思いに工夫を凝らし、楽しみながら額作りに挑戦したことが、たくさんの展示作品からうかがわれた。感嘆しながら眺めていたら、「賞状額でもリサイクルショップの中古品でも、工夫すればすてきな作品になりますよ」と、会場当番の女性が教えてくれた。

そのままでは塗料が乗らないので削るのがポイントだそうだ。まずは写真スタンドのような小物から、試しにやってみようかなという気になった。絵ハガキや写真との一体感が出せれば成功らしいが、その前に、飾りたいほどの写真を撮れるかどうかが問題かも。

（関口まり子）