ロウバイの小径 | 府中まちコム
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作成日 2023.02.07

この記事の分類 府中絵日記, 自然・動植物

ロウバイの小径

2023年2月7日(火)
「早く行かないと散っちゃうよ」
ロウバイが見頃だと、郷土の森博物館から帰ったという隣家の主人が自転車のスタンドを立てながら教えてくれた。一部は茶色くなっているとのこと。

毎年ロウバイの咲く頃はなぜか忙しくて、行ってみたらすでに全部散った後だったとか、友人たちを引き連れて行ったのに休館日だったとか、苦い思い出ばかり。

ちょうど梅まつりも始まっていることだし、助言に従い、バスを乗り継いで出かけることにした。

ウィークデイとあって、園内はほどよい人出だ。隣家の人が言っていた通り、ロウバイの小径から眺める多摩川の向かいの風景もまた格別だ。早春の匂いがする。

だが何と言っても、毎年機会を逸していたロウバイの花見ができたことに満足。やっと無念を晴らすことができた。甘い香りを思う存分吸い込んだ。

(関口まり子)