合同庁舎裏通りのヤマボウシ | 府中まちコム
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作成日 2023.06.16

この記事の分類 府中絵日記, 自然・動植物

合同庁舎裏通りのヤマボウシ

2023年6月16日(金)

宮西町の東京都府中合同庁舎の駐車場から屋根越しに大木が並んでいるのが見えた。白い花がこぼれんばかりに咲いている。みごとなので正面に回って写真に撮った。

合同庁舎が建ったのは10年ほど前だったか。北側の歩道際に植えられた木はまだ貧弱な感じだった。随分大きく育ったものだと思った。

家に帰って、ハナミズキが実にきれいだったと話したら、季節が違うと家人がいう。府中に越してきたのは二十数年前だが、当時、最初に目にしたのがハナミズキの並木だった。ハナミズキという名も、その頃はじめて覚えたのだ。それまで自然とはあまり縁のない暮らしをしていたので、強い印象を受けた。そう言えば、確かに、あれは春だった。

写真を頼りにネットで調べたら、合同庁舎裏の木は、どうやらヤマボウシという名前らしかった。ハナミズキの花びらは先端がクルッと丸まっているが、ヤマボウシは先端が尖っているという。この歳になって、知っている花の名前がまたひとつ増えた。

(田中則夫)