フランシスコ教皇死去と教皇選挙 | 府中まちコム
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作成日 2025.04.25

この記事の分類 府中絵日記, 時事

フランシスコ教皇死去と教皇選挙

2025年4月25日(金)

教皇選挙、コンクラーベのことを知ったのは漫画『ゴルゴ13』からだった。ゴルゴには教会についての話が多い。彼に仕事を依頼する時のルールはラジオの宗教番組に讃美歌13番をリクエストするところから始まる。斉唱が流れると「用件を聞こうか」とどこからか彼が現れる。ゴルゴ自身が司祭と入れ替わって、誘拐された時の教皇ヨハネパウロ二世を救う話もあるぐらいだがそれはともかく。

教皇フランシスコが亡くなった。初の中南米出身。そしてヨハネパウロ二世以来38年ぶりに被爆地広島を訪れた教皇でもあった。フランシスコの名の由来はアッシジの聖フランチェスコ。ハンセン病の施設に住んで奉仕活動を行ったり日々の食事を肉体労働で得ていたりした聖人である。

折しも教皇選挙のドキュメンタリー映画公開中に教皇選挙コンクラーベが行われる。「鍵をかける」の意味の密室性の高い選挙で数カ月かかることもあると言われる。リベラルで多様性にも寛容だったフランシスコ教皇の後に誰を選ぶのか。鍵をかけたシスティーナ礼拝堂の中でコンクラーベという根競べが始まる。

(絵と文 小嶋伸一)