生涯学習センターで雪見水泳 | 府中まちコム
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作成日 2014.02.14

この記事の分類 場所・施設, 府中絵日記

生涯学習センターで雪見水泳

生涯学習センターのプール2014年2月14日(金)
 また大雪になりそうと予報される中、生涯学習センターの屋内プールに泳ぎに行く。発券機の上にある電光掲示板には「ただ今の入場者、女性1名、男性5名」の文字。さすがに少ない。

 場内は暖かい。プールはお風呂のようで快適だし、今日ばかりは斜めに泳いでも人とぶつかる心配もないし、降る雪を眺めながら水泳を楽しめると思ったのだが、残念ながら、天井も窓も真っ白、湯気で曇って何も見えない。

 午前11時を過ぎると入場客は1人また1人と減っていき、とうとう女性1人、男性1人になった。こういうときにこそ、苦手な泳ぎをこっそり練習できるチャンスなのだが、ろくに泳げない私は、だだっ広いプールの中で、下手さ加減がやたらと目立ち、劣等感と恥ずかしさが募るばかり。コソ練はむしろ人混みにまぎれてやるべきと思い知った。

 休憩の笛を合図に私達が出ると場内の客はいっとき0人になった。だが更衣室は打って変わって熱気にあふれ、水泳サークルの仲間らしい人たちが興奮気味に交わす挨拶の声が響いていた。
「あら、来たのお」
「来たわよお」
 はい、わたしもです、と心のなかで言った。

(関口まり子)