「何となくサバイバル」を改める - 防災ゲーム体験記 | 府中まちコム
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作成日 2015.01.24

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

「何となくサバイバル」を改める - 防災ゲーム体験記

避難所運営ゲーム2015年1月24日(土)
 ルミエール府中で開かれた府中市市民協働シンポジウムの分科会「防災で見直すまち」でおもしろいゲームをやると聞き、参加することにした。

 ゲームの設定は、小雨模様の2月の午後、気温7度、マグニチュード8の直下型地震発生。指定避難所の小学校は授業中で、使えるのは体育館と2教室と校庭、テントなどの備品一式のみ。そこへ200人が次から次に集まってくる。病人、高齢者、障害者、外国人、ホームレス、両親を失った子供、非居住者である観光団体、ペット連れなど。先に到着した5人が手分けしてこれを捌いていかなければならない。しかもインフルエンザ患者出現などの難問が4分間に1回発生する。

 静岡県が開発したというこのゲーム、5人ずつの班に分かれ、カードを避難民に見立てて施設見取り図の上に置いていくだけなのだが、制限時間内に全員をうまく収容し、トイレや女性用更衣室などの問題も処理しなければならず、ワクワクするような緊迫感がある。

 ほとんどの班と同様、私の班も全員収容には至らなかったが、メンバーと意見や情報を交換したり、最後に各班の発表を聞いたりする過程で防災意識が大きく変わっていくのを感じた。

(関口まり子)