府中まちコム

この記事について

作成日 2019.05.06

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

手作り文芸誌の即売市に行った

文学フリマ東京

2019年5月6日(日)

 「文学フリマ東京」というイベントがあるというので平和島の東京流通センターへ。開場前から長蛇の列で驚いた。1000件近くが出店しているという会場をぶらつくうち、谷保から参加したというグループや国分寺のコーヒー店の方には出会えたが、府中市からの出店者は残念ながら発見できなかった。

 文芸誌は開いてみるまで内容がつかめない。せめて作品の冒頭部分か、一番感動した本や好きな作家を記した紹介カードを各ブースに掲げてくれれば、来場者は自分の感性に合った作者を探しやすいのではないか、会場のどこかに朗読会や読書会が開ける場があれば同好の人達と交流できるのではないか…などとつい余計なことを考えてしまった。それほどに、作家の皆さんは内気そうに見える。

 出店者の多くがホームページやSNSで発信している。インターネットで簡単に表現活動ができる今、手間暇かけて製本し、原価割れで売るのはなぜなのだろう。そもそも「本」とは何か、さらに言うなら「文学」とは何か、あらためて疑問が湧いた。

 今回は残念ながら素敵な出会いはなかったが、ただ、「文学」に渇望している人が周囲に少なからずいるということだけは確信した。マイナーな人達のゆるい連帯は意外としぶとく続くだろう。

(関口まり子)