熊野神社の太鼓往来 | 府中まちコム
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作成日 2019.09.15

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

熊野神社の太鼓往来

熊野神社太鼓

2019年9月15日(日)

 熊野神社のお祭りは、秋の稲刈りの直前にやるという。昼時に行列に行きあったのでしばらく眺めていた。萬燈、お神輿に続いて大きな太鼓、府中囃子を奏で続ける山車が続く。5月の大國魂神社のくらやみ祭でもお馴染みだ。熊野神社圏域を5時間かけて巡っていくという。

  甲州街道は一時通行止めで車が渋滞しているが、ゆっくりと行列は進んでいく。 山車を引く子供の家族も楽しそうにお喋りしながら、少し離れて街道をついていく。太鼓の音を聞いて家から出る見物客と、よう、久しぶりと挨拶を交わしている。

  様々なデザインの半纏が入り混じっているのは、担ぎ手があちこちから来ているせいらしい。 重たい山車や太鼓は引き手がいなければ動かせない。もっと少子化が進んだ後はどうなるだろう。ロボットや電動モーターが活躍するだろうか。時代を超えて変化していく、そんな風景も案外悪くないのではないか。

 (浅田るい)