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作成日 2019.11.10

この記事の分類 イベント・祭り, 府中絵日記

第61回農工祭

2019年11月10日(日)

 農工大学農学部の学園祭最終日。大勢の人で賑わっていたが、特に目立つのが子供連れ。射的やパチンコゲームに加え、タコ焼きや小籠包など多種多様な模擬店が並び、緑豊かな環境でピクニック気分も味わえる、子供にとっては恰好の遊園地に違いない。

 校舎内では様々な研究発表や、木の実や葉の工作など、興味深い企画が繰り広げられていた。鹿や小動物の骨は学生たちが山に遠征して拾ってきたのだという。ペットのおもちゃに買っていく人もいるとのこと。

 蛇や動物の皮を呆然と見つめている子がいた。街なかに住んでいるのか、ふだん接する機会のない動物に興味をそそられたらしい。手足を広げて伸びている姿の鹿は何だか生々しい。「触ってもいいよ」と言われ、恐る恐る撫でている。

 そう言えば子供の頃通っていた小学校のすぐ近くに医大があり、よく級友たちと連れ立って学園祭を見に行った。本物のサナダムシやホルマリン漬けの臓器も衝撃だったが、パブロフの犬の実験をかぶりつきで見たときのことは今でも覚えている。怖かった。

 学園祭の効用は、知らない世界を覗き見る機会を提供してくれるということなのだろう。子供にとっても、縁がないと思っている大人にとっても。

(関口まり子)