ケヤキ並木の未来 | 府中まちコム
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作成日 2022.04.05

この記事の分類 府中絵日記, 自然・動植物

ケヤキ並木の未来

2022年4月5日(火)

少々の雨なら雨除けとして、また夏場は日除けとして、天然のひさしを形作ってくれていた国分寺街道のケヤキの大木が立ち枯れて一本また一本と切られ、空洞の切り株が置き石のように散らばりはじめて久しい。その様子を見るにつけ残念な気になるのだが、地球温暖化のせいだろうから諦めるしかないと思っていた。

ところが最近、小中高生が「次世代継承の種まき」を行ったとの記事を新聞で読んだ。ケヤキ並木でひろい集めた種を撒き、育てていく、またその仕事を引き継いでいく人材も育てるという計画らしい。

武蔵府中郵便局のちょうど前あたり、小さく囲われたその場所に、手入れに来たらしい人達の姿を見かけた。無事に育てば、3年後にはかなりの高さに成長するらしい。このケヤキ若返りプロジェクト、成功を期待したい。並木の復活も夢ではなさそうだ。

(田中則夫)