生涯学習フェスティバル特別講演会「ポーランド人女性が見た府中」

2022年9月4日（日）

ポーランドから来日し、府中市の職員として街の魅力を発信しているアニカ・ゴデックさんの講演会が、府中市生涯学習センターで開かれた。

アニカさんが初めて来日したのは2012年。いったん帰国したが日本の魅力が忘れられず再び来日し、縁あって府中へ。都会の便利さと緑豊かな自然環境が調和しているこの街が気に入っているという。

大講堂での講演は初めてとのことで最初は緊張している様子だったが、スピーチの後の質疑応答では一転、前向きで陽気な人柄がにじみ出て、聴衆を魅了した。会場から出たさまざまな質問に誠実に答える姿勢に好感を覚えたのは私だけではないだろう。

府中に暮らす中で困ったことは何かと聞かれて挙げたのが、敬語。「何を召し上がりますか」と聞かれると一瞬とまどうが、「何食べる？」と言われたら即答できるとのこと。銀行では敬語でしか喋ってくれないので困るという。

二つ目は、街なかの取材中に写真を撮らせてと頼むと、ほとんどの人に断られること。そのため、インスタグラムは自分の写真が多くなってしまうそうだ。

もし街で取材中のアニカさんに会ったら、ご協力を！

（関口まり子）