第9回キテキテ府中マルシェ

2023年9月10日（日）

コロナ禍で中断されていた様々な行事が続々再開している。キテキテ府中マルシェもそのひとつだろう。続く猛暑に悲鳴を上げつつ、ケヤキ並木通りの会場に行く。

府中駅周辺のいくつかの会場で音楽やダンスなどが披露されている。本日のステージプログラム第一弾は諸外国の民族衣装紹介。「府中国際交流サロン」で日本語を学んでいる約10カ国の人々が自国の衣装を身にまとい、日本での暮らしぶりなどをスピーチした。

日本に来て20年以上の人もいれば、まだ日の浅い人もいる。緊張して言葉がつまった人に「がんばれっ」と声がかかるなど、会場は和気あいあいとした雰囲気に包まれた。

出場者の中には、民族衣装を自国内で着用することを禁じられている地域の出身者もいる。故国が平和とは言えない状態で不安を抱えている人もいる。

「自由に行き来できる日が来たらぜひお出かけください」との言葉が夢ではなく現実のものとなる日が来ることを切に願う。「キテキテ府中マルシェ」のチラシに添えられている「府中と世界がつながる日」という副題の通りになりますように。

（関口まり子）