「日記が続かない」を打破 ~習慣づけるヒント~ | 府中まちコム
府中まちコム

この記事について

作成日 2023.09.21

この記事の分類 府中絵日記, 生活, 随想

「日記が続かない」を打破 ~習慣づけるヒント~

2023年9月21日(木)

2年も前のことだが、物置の隅で眠る段ボールの中から、立派な装丁の日記帳を掘り出した。日記を続けられたためしがない私が、1日分の書くスペースが少なければ続けられるかもしれない、という淡い期待で、A4サイズ1ページに、10区画(10年分)の枠が印刷され、366ページ分のこの日記帳を見かけて、何度目かの日記を書きたい衝動に取り憑かれて高い買い物をしたのだ。

1995年1月1日が、最初の日記。1区画わずか7行(半ページ幅)の日記だが、読み返すとあまりにも懐かしい。が、1月後半には、飛び飛びに空白の日が出現し、2月にはさらにそれが拡大し、ついに白紙となってしまっていた。そして26年もの歳月が過ぎたというありさまだ。

その頃、「習慣超大全」という本を読んだ。その結果初めて今、日記を2年目継続中なのである。「日々の日課にひもづけて、きっかけを与えてやれば習慣化できる」を実践した結果、「布団を敷いたら日記を書く」ことに成功したわけだ。なんのことはない、毎晩布団に横になって寝付くまでの間、その日1日を回想するのだから、それを数行書くだけだった。

今はデジタルの日記をつける、という時代かもしれないが、私も、たくさん書きたい時はスマホの音声入力なども併用しながら、この10年日記が完了する日を楽しみに、(いや、10歳も年が行く日が楽しみなわけはないが)もっと早くに習慣化できていたら、と思うと、書き残せずに抜け落ちた自分史の空白が悔やまれる。

(森井マサ子)